ロータリアンの広場


「改定されたクラブ定款と細則」
2630地区 PDG 服部芳樹(岐阜)
PDF版 ダウンロード

2630地区 PDG 服部芳樹

 2016年規定審議会で改定されたロータリークラブ定款を読むと、クラブの浮沈は細則に懸っているように考えられます。それは、クラブ独自の細則を創らなければならないからです。 クラブの活動は、クラブが自由に規定することができますが、その結果はクラブの責任になっているからです。

 最近、「例会出席不要になったロータリーなら退会する。」という声を聞くようになりましたが、これは誤解ではないでしょうか。例会を月に二回以上何回開こうと自由ですし、出席の規定は今以上に厳格にすることもできるようになっているからです。  ところが、クラブ細則に関する情報の普及は十分でなく、未だに「2016年のクラブ定款の和訳」が入手できることも知らず、「手続要覧の和訳が出てから」などと言う認識不足のクラブがあるかと思えば、既に細則完成間近なクラブもあって、この甚だしい格差はこれでよいのでしょうか。この一文を投稿する動機はここにあります。因みに、当地区ではガバナーの指示のもとに、細則のモデルを作成して全クラブに配布しました。

 たしかに今までは、細則など手続要覧の「推奨クラブ細則」をコピーして済まし、それを見ることもなく運営し活動できました。しかしこの7月からは、例えば、何時、何回例会を開き、出席はどう扱うかは細則で決めない限り実行できない仕組みになっているようです。例会のみならず、大切なことはすべて細則で規定しておかなければ何処にもその規準はありません。しかし、この認識は一般的ではないようです。

 いずれにせよ、クラブに「柔軟性」を与えるとは、厳格な品位を求める方向でも、安易な緩和の方向でも、柔軟に多様性を認めることではないでしょうか。「クラブの独自性を明らかにする細則」を作成するに際して、クラブ定款はその自由を許容するように改定されているように考えられます。

 「伝統的な日本のロータリー文化」「かく在るべきという姿」を順守しようとするクラブにとって、こんな良い機会はありません。何の制約もなく思うままに、クラブの理念を実践行動に移す具体的な手段を規定することができるからです。 それは、決して郷愁的懐古的なものであってはならず、「伝統的な日本のロータリー文化」「その誇り・ステイタス」を基盤として、現代社会に適合した手法を定めた、立派なクラブ細則を創作していただくことを念願いたします。

(2016.09.02)

「改定されたクラブ定款と細則」 PDF版 ダウンロード

「ロータリアンの広場」トップページ