ロータリアンの広場


RIJYEC!?(ライジェック)
2560地区 小山楯夫(新潟)
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2560地区 小山楯夫(新潟)

 源流の会会員諸氏は「RIJYEC(ライジェック)」と云う組織をご存じだろうか。これは「特定非営利活動法人 国際ロータリー日本青少年交換委員会」という組織である。この定款によれば「この法人は、主たる事務所を東京都港区芝公園2丁目6番地15号黒龍芝公園ビル4階に置く。前項のほか、従たる事務所を愛知県名古屋市千種区穂波町1丁目20番地に置く」とあり、目的は「世界中の人々に対して、留学に関しての問題点の把握、原因の究明、解決策の検討事業を行い、留学しやすい環境を整備し、国際交流の向上と平和に貢献することを目的とする」と大きな理想を掲げている。「RIJYEC」は、どの様な経緯で設立したか良く分からないが、地区・クラブは疑問なしに会員一人当たり年間100円の賦課金として地区を通して上納してきたが、活動と経費の増加を理由に前年度から200円に値上げしてきた。毎年、9万人の会員から収入は1800万円になる。

 主な事業を調べてみると、来日留学生の保険(RIJYEC Insurance Plan)をクラブや地区の代わりに、「RIJYEC」と保険会社が開発したと云う独自の保険だそうだ。 然し、内容をみると、出産費用までが対象になっている。それがロータリーの危機管理としたら他人の子供達の面倒は見きれない。どうせ、事務的に保険会社が手続きしてくれるのだろう。青少年交換要覧には、派遣留学生の保険は親権者が掛けることになっている。「RIJYEC」に依れば、来日留学生の危機管理の為に掛ける保険だそうだが、諸外国からの来日留学生の親は当然自国の保険に加入してくる筈である。日本で(滞在中)事故に遭った場合、我が国の青少年交換関係者を守るための保険なのだろうか? それにしてはその条項が見当たらない。青少年交換プログラムは「RIJYEC」の保険に加入すれば安心と云うものではない。大変有意義なプログラムではあるが、ロータリーに大きな責任が生じる事を認識しなければならない。「RIJYEC」は、また、インター、ローターアクト、ライラ等の活動時の傷害保険も賄う様だが、これ等の危機管理(保険)はクラブ、地区が行うべきであると思う。全地区を「多地区合同奉仕活動」と定義づけたい様だが、ロータリー章典を読むとそう簡単ではない難しい問題である。

 RI青少年交換委員会では、双方の地区に一定水準以上の保険に加入を義務付けている。学生を交換する双方の地区で、RIの条件を満たす保険(危機管理)に加入すれば簡単な事ではないか。ロータリーは、組織を複雑・肥大化し必要経費を簡単に賦課し、会議を重ね、その挙句多くの事業を外注している様に感じるのは私だけだろうか。「RIJYEC」は不要であると私は考える。ロータリーが奉仕団体? であるならば、その役職に就く者は手弁当が当然の様に思う。それでこそ他の人々から畏敬と尊敬の目で見られると云うものではないだろうか。

 一度インターネットでRIJYECを検索し、ご覧になってみては如何でしょうか。

文責: 小山楯夫
(2017.03.07)


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