人生を変えてくれた「ロータリーの奉仕の理念」
2770地区 越谷東RC 元会長 青木伸翁

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2770地区 越谷東
元会長 青木伸翁

 私の人生を変えてくれたものが三つあります。一つは「家族の病気」一つは「不景気」そして「ロータリーの奉仕の理念」。先の二つからも大変多くのことを学ばせて頂きました。そして、想いもよらなかったロータリーから、最も大きなことを訓えて頂いたと言っても言い過ぎではないと思います。
 私は今28年目のロータリーですが、最初の13年はただのロータリークラブの会員であったと思います。不景気のまっただ中でどうしても受けざるを得なくなった「クラブ会長」、これが私を本当のロータリアンに変える転機のチャンスを与えてくれたのです。家族の病気を抱え、不景気の中での会社経営そしてロータリークラブの会長職と、当時はえいやっと破れかぶれの感もありましたが、どうせやるなら、という気持ちで、すべてに精一杯やってやろうとの思いで取組み始めました。ロータリークラブの会長をやることにはなりましたが、考えてみると、ロータリーのことは何も知らない自分にすぐ気が付きました。
 1999年の終わりのころです。残念ながら私の周りにはロータリーの本質を訓えてくれる方はいませんでした。いや、きっとそれを知っている先輩はたくさんいたのでしょうが、語ってくれなかっただけなのだと思います。有難いことに当時「インターネットの世界」が広がり始めたころでした。日本中のクラブのホームページを覗き、時には北海道、九州、四国、関西のロータリアンとコンタクトしました。
 全国には心優しい素晴らしいロータリアンがたくさんいます。その方たちが親切に訓えてくれました。その結果、驚きました。私がそれまで思っていたロータリーと全く違ったロータリーがそこにはあったのです。ロータリーは何か良いことをやる人の集まり、所謂、ボランティア、奉仕団体だと思っていたのが、それは一部であって、その本体は別にあったのだと思いました。
 ロータリーは人がどう生きたら幸せに生きられるのかという答えを訓えてくれていたのです。決議23−34号に書かれています。それは

「SERVICE ABOVE SELF」
「HE PROFITS MOST WHO SERVES BEST」

「超我の奉仕」
「最も良く奉仕する者、最も多く報いられる」

 この二つの言葉に凝縮される「奉仕の理念」決議34号に書かれている通り、「ロータリーは人生哲学」だったのです。
 私はこの二つは全く同じことを言っているものと思います。ポール・ハリスは「奉仕の理想」とは「先ず、人に与えることから始めること」だと言っています。最も良く奉仕する者の「奉仕」を私は「思いやりの心」と置き換えています。自分のことと同じように他人を大切に、他人に思いやりの心をもって言葉をかけたり、何かをしてあげることが最も大切だと、ロータリーは訓えてくれているのです。そして、これが出来ると、結果としていつか何か良いことがありますよと訓えてくれているのです。これが我々ロータリーの「奉仕の理念」なのではないでしょうか。
「奉仕の理念」を社会に対して適用すれば「社会奉仕」、国際社会に適用すれば「国際奉仕」、そして、職業社会に適用すれば「職業奉仕」ということになるのです。  しかし、人間は賢い反面愚かなところもあります。「奉仕の理念」が解ったと思っても、それによって何時でも生きるということが出来ないのが人間なのではないでしょうか。そういう自分に足りないところを他人から謙虚に学ぶところが、毎週開催される「ロータリーの例会」なのです。解ったつもりでもそれで生きることが出来ない自分を、仲間と共に「切磋琢磨」し合いながら、少しでも高い境地を目指し努力するのがロータリーなのではないでしょうか。
 まだまだ足りない自分、死ぬまで勉強できることが幸せなことと思い、いつか本物のロータリアンとなりたいと思っています。

(2014.09.01)

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