ロータリアンの広場


「例会の消える日はロータリーの消える日」
2630地区 PDG 服部芳樹(岐阜)
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2630地区 PDG 服部芳樹

   2014年同じ表題でこの広場に投稿させていただきましたが、その頃その制度はまだRIの布石であって、水面下にありました。しかし今日、ついに全容を現したようです。

 冒頭お断りしておきたいのは、「例会よりも、人道奉仕活動と寄付」を重視し、「クラブの会員は、ボランティア活動のできる人ならだれでも入会OK、資格は問わない。数は力なり。」「どのような稼ぎ方をしようと、寄付がしっかりできれば職業奉仕。ロータリアンの価値は寄付高によって決まる。」とお考えの方にとっては、ここから先をお読みいただいても全く戯言にしか過ぎないと云うことです。

 「例会の消える日はロータリーの消える日」とお考えのロータリアンは身近にも沢山おいでになり、「そろそろ退会しよう」という声が、方々から聞こえて来るようになりました。「例会出席と懇親会参加」が同等の価値を持つようになっては、「日本の伝統的なロータリー文化」を信奉する心の、深ければ深い人ほど退会もしたくなるでしょう。
 確かに、規定審議会の結果だけ見ていると、例会は月二回開いたとしても、会員の側からは懇親会などに参加していれば条件を満たすので、月二回も出席する必要はありません。しかし、「例会などに拘泥するからロータリーが発展しないのだ。」「例会廃止。」と言われ、尾を捲いてすごすごと退会するような誤解があってはなりません。

 第二次世界大戦の最中、社会奉仕も国際奉仕も活動できず職業奉仕も儘ならぬ状況の中で残ったものはクラブ奉仕のみとなり、迫害に耐えあらゆる困難を克服して例会を続けた日本のロータリーの歴史を顧み、今も例会場に国旗を掲げ国歌を歌って先輩の偉業を偲びながら「例会とその出席の意義」を改めて考えると、これが「日本の伝統的なロータリー文化」にあっての「原点を構成する哲学」ではないかとの想いに達します。因みに、当地区のガバナーのスローガンは「最も出席するもの 最も報われる」です。 今回改定された定款によれば、「例会と出席」について、今まで以上に厳格で明確な規範を掲げることができるようになったと思います。そしてその旗幟を掲げる場所が、改訂された定款に従ったクラブ細則であると考えます。

 現今のRIの方向が、成熟した日本のロータリーにとって受け入れ難いものでも、発展途上地区のクラブにとっては良い方法なのかも知れません。また日本でも、それを良しとするクラブを否定するものではありません。しかし、誇り高い気品に満ちた「日本の伝統的なロータリー文化」を堅持するために、心あるリーダーの皆様の勇気ある行動が湧起ることを信じています。

(2016.09.07)

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