ロータリアンの広場


一生成香 No42「職業奉仕月間に思う」その2
2730地区 PDG 菊地 平(ジャパンカレント・ロータリーEクラブ)
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2730地区 PDG 菊地 平

思い出してください。
 2011年3月11日・東日本大震災という大災害に直面した時、私達はクラブを上げて被災地の支援に立ち上がりました。その時私達の心を動かしたのは日本人としてのDNAであり、「思いやり」と言う「奉仕の理念」でした。
 その根底には意義ある事業の基礎として、培ってきた職業奉仕のDNAが大きく花開いた瞬間ではなかったでしょうか。私達は奉仕部門に関係なく心一つにして取り組みました。その後の災害にも生かされて今も間違いなくDNAとして生かされていると思います。たとえ定款の文面が変わろうと「ロータリーの目的」は不変のものにしなければなりません。

 職業奉仕論は世のなか沢山言われてきました。その中で同期ガバナー・2680地区石井良昌PDGが「ロータリアンの広場」へ投稿されている論文の一部を抜粋してご紹介してみます。 「私達はロータリーで I serve, We serve と表現しておりますが、決議23-34の中での表現は individual service(個々人の奉仕)および collective service(集団の奉仕)と書かれています。ロータリーはあくまで individual service(個々人の奉仕)であります。しかし、奉仕の心を培ったロータリアンの個々人が集まって、すなわちクラブや地区といった団体が行う個々人の奉仕を Collective service(集団の奉仕)と呼んでいます。すでに1923年の決議23-34の文中に個人奉仕である individual serviceと集団の奉仕で団体奉仕である collective service をするように奨励しています。
〜〜ロータリーは I serveではなく individual service(個々人の奉仕)なのです。」

 最後に〜〜2005年10月号・菊地年度ガバナー月信を引用します。
「私の考える職業奉仕は簡単に言えば次のような事なのですが、あなたはどう思われますか。
 NHKの「その時歴史が動いた」という人気番組があります。2005年8月24日の「高田屋嘉兵衛・決死の交渉劇」「日露衝突を回避せよ」をご覧になった会員は多いと思います。原作の司馬遼太郎「菜の花の沖」で詳しく書かれていまして高田屋嘉兵衛の商人道を著者は中でこう書いています。
「高田屋の品物は良い」――という評判は、この辰悦丸の第一回の市によって確立したといっていい。嘉兵衛の商品は彼の終生その評判を落とさなかったように、品質、量目にごまかしが無く、荷造りが堅牢で、のちには「高田屋の品物」といえば買い手が検査をしなくてもいいと言うまでになった。

 この当時、一般的に船頭の商道徳が低く、たとえば荷に水を打って目方を増やすといったことが普通に行われていた。」〜〜「四つのテスト」の再考を是としましょう」
〜〜13年前この短い問いかけでしたが、今も同じように思います。
 最後に、最近日産自動車関連の報道がにぎやかですが、今日、官から民に至るまで、今もデータ改ざん、事故の隠ぺい、ラベル張替、あらゆる分野での不正、スキャンダルの温床は東京中心に全国にあり、心暗くなる事の何と多いことでしょうか。政治家から小企業者まで、今一度「四つのテスト」を問い直すことが必要です。 また、2016〜17年の大重年度の呼びかけは「職業に奉仕」でした。多くの問いかけに応えられて名回答ではなかったでしょうか。        

(2019年01月10日)

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