「職業奉仕月間に寄せて」
2740地区 地区職業奉仕委員長 駒井英基(佐賀南)

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2740地区 職業奉仕委員長
駒井英基

 10月は、国際ロータリーにおける職業奉仕月間です。職業奉仕という考え方はロータリー特有の考え方です。ロータリー活動の魅力とロータリー活動の源泉であるといって過言ではないと考えます。
 また、職業奉仕については、その日本語としての捉え方として、その名称から連想する奉仕概念として捉えにくいのも現状です。近年、RIはリーダーシッププログラムを推奨すること等、何故か北米諸国を中心に、ロータリーの特徴である職業奉仕をあまりにも軽視するものですから、ロータリーらしさが分からなくなってしまい他の団体と区別のつかない単なる慈善団体に変貌しつつあるのも事実です。
 それだけが原因では無いのかも知れませんが、ロータリーが特徴の無い団体として魅力が感じにくくなってきたのも事実のようです。21世紀になり、日本国内においては、会員減少に歯止めが、かからなくなってきております。
 しかし、当第2740地区の皆様方の努力のお蔭で昨年初より10人の会員増加となりました2176名で今年度のスタートをしております。ここ2年減少は止まっております。
 さらに、特に日本国内でのロータリークラブとは何ぞやという事にもRIはまともに対峙しているようにも思えません。翻訳の問題があるのかもしれません。少なくとも昨年までのロータリーの定款第4条「綱領」には意味不明の文言が並んでおります。ロータリーとは良くわからん会だったと言って折角入会しながら、3年未満で退会される方が多いのも事実です。
 そこで少なくとも日本各地のロータリークラブではここ10数年危機感を持ちながら原点の考え方を大事にしようという運動が活発になり、ようやく定款第4条の日本語訳は「ロータリーの目的」と改正されました。その内容も少しずつではありますが、理解しやすくなってきております。

「職業奉仕」という考え方

 「ロータリーの目的」は、ロータリーの存在目的とロータリアンの責務について記したロータリー標準定款第4条に明記してあります。職業奉仕は、その第2項に記されていて、ロータリアンは次のことを奨励し、自らが育むことが求められています。

  1. 実践の結果として、職業上の高い倫理基準を求めること。
  2. 役立つ仕事はすべて価値あるものという認識(世に認められている職業に貴賤はない)を持つこと。
  3. 各自の職業を通して、社会に奉仕する機会とし、尚、高潔なものとすること。

 次いで職業奉仕はどのようにしたら確実に実践できるでしょうか。以下の如く、RIは、各地区にパンフレットなどを用いて、いくつかの方法をご紹介しています。

  1. 例会で、各会員が自分の職業について話し、互いの職業について学び合う。
  2. 地域社会での奉仕プロジェクトで会員の職業スキルを生かす。
  3. 高潔の精神で仕事に取り組み、言動を通じて模範を示すことで倫理的な行動を周囲に促す。
  4. 若者のキャリア目標を支援する。
  5. 専門能力の開発を奨励し、指導する。


ロータリー月間で取り組むべきこと。

  1. 職業奉仕についてクラブの会員の方々の意識を高めるため、各クラブで職業奉仕委員長にロータリーの原点である「職業奉仕」について卓話をしていただく。職業奉仕が社会奉仕や国際奉仕、青少年奉仕などの基礎となることを説明していただく。
  2. 上記の職業奉仕に関するRI指針に基づいた取り組みを実践してみる。

職業奉仕に意欲と熱意を感じる人にとって、ロータリーほどその実践にふさわしい場はありません。職業奉仕はロータリーの真髄であり、ロータリーを他の団体と分かつ要素でもあります。せっかくの職業奉仕月間ですから、各クラブで一度検討してみてください。

(2014.09.16)

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