ロータリアンの広場 |
2560地区 小山楯夫(新潟)
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1989年以前に入会した会員は、男性会員のみで構成されていることが当然のことで、女性会員の入会には違和感を持った会員は少なくない。従来の会員構成で、特に不都合の事が無く、女性会員の必要が無く85年間活動し発展してきたからである。そして現在では、RI定款・細則の規定に基づいて男女混合クラブも増え、また、男性会員・女性会員のみで構成されているクラブも世界には多く見られる。米国憲法を持ち出し、カリフォルニア州のDuarte RC (2011-12度版official directory 調べては会員13名。H.Pも見当たらない。) が起こした男女平等の権利といった公民権運動にすり替えて訴訟を起こしたことに起因する。クラブ(倶楽部)とは同好の士の結社であり、会員をやたらと増やし、他の結社と会員の数を競うものではない。 ロータリーの価値観を共有する人であれば誰でも推薦できるものだろうか。ひとり一人の既存会員がどれだけロータリーの理念を認識し、実践しているだろうか。 推薦する前にロータリーの理念を知らせ、理解し、納得して貰いその上で推薦すべきではないだろうか。奉仕をしたいと志してロータリーに推薦され入会する人がどれだけいるのだろうか。 ロータリークラブの場合、会員選考(選挙)は原則全員の合意でなければならない。クラブ会員間の親睦を重視し、奉仕活動と車の両輪であると説明する古老会員もいる。 男女会員容認派と、そうではない会員の思想が対立したとき、会員間に違和感を生じ、親睦が損なわれる事が起きない保証はない。確かに、ロータリー会員として会員資格を満たしていると思い推薦するのだろう。犯罪者や前科者でない限り、成人であれば全て有資格者である。入会金、会費、食事費を可能の限り少額にし、会員増強すればいい。今や、定款では職業を持たないボランティアを志す市民や主(婦)夫、ローターアクター、ロータリー学友まで有資格者である。 ロータリーは会員増の為、なりふり構わず奉仕の美辞麗句を掲げ、他の奉仕団体と会員獲得競争を行っている様に見えるのは私だけだろうか。それならば、極論だが、ロータリー、ソロプチ、ライオンズ、キワニス等々の奉仕団体が一つになり、地球規模の奉仕団体になってはどうかと提案したくなる。其々の奉仕理念などはどうでもいい。世に良い事、弱者救済、福祉社会実現の為に手伝い、全奉仕団体が一つになれば、上に示した団体に関係なく、男女仲良く奉仕活動に専念できると思う。男女一緒に奉仕活動することが重要ではない。奉仕を受ける側は、それが男性か女性クラブか、また、混合かなどはどうでもいい事である。クラブが如何に奉仕するかが重要ではないだろうか。 RI細則4.070. 会員身分の制約では、性別、人種、皮膚の色、信条、国籍、または性的指向を理由として入会を拒否できない事が記述されている。然し、これ等が原因で会員が少しでが減少するとしたならば、これ等を理由としない言い訳を以て理事会が拒否できるクラブの裁量権・自治権を行使すればいい。
原点・歴史・伝統・格式を守っているクラブが存在してもいいのではないかと思う。
文責: 小山楯夫
(2018.05.28)
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