ロータリアンの広場


「追憶・国際ロータリー」
2680地区 大島秀夫 (神戸垂水)
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2680地区 大島秀夫
(神戸垂水)

 つい最近手許に地区研修セミナー講演集(2012~2013年度)なるものが届いた。石井良昌PDGと田中毅PDGによるもの。「国際奉仕に2つの奉仕理念」と題して石井良昌PDG。 1990年代から始まった財団の歴史の中で1962年インドコルカタのラハリー会長の提唱したWCSは2つの以上の国のロータリアンが協力して援助を必要とする人々を助ける事を 可能にします。(クラブでも地区でも)。日本の社会奉仕の枠を広げて世界を舞台にして 実践する活動を解釈(WCSは人道的プログラムに変更)と変更になっている。

 この報告書には私の関係した事例が三つ四つある。まず、ネパールの岩村記念病院。発想から竣工式、その維持、とくにその維持に関して篠山RCの岡本会員の医師養成、看護師養成、この尽力には頭が下がる。

 2つ目はカンボジアの活動。(A)センソク小学校に図書館建設。(B)義肢装具の養成(3年間の学費)。(C)小児病院への医療器具寄贈。これらの発想は赤木文生ガバナーの 一言から始まる。「大島君、地雷で足をなくした子どもたちはどうしているのかなぁ」から始まる。「はい、何とかしましょう」。玉津のリハビリテーションセンターの沢村所長を、 赤木ガバナーと共に訪れカンボジアの障害者の現状を知り、当地の学校を紹介され、石井良昌、中尾信彦、東昭二、大島秀夫の4名が初めてプノンペンを訪れ、まず大使館に挨拶。 情報を集め帰国。すぐ3日後に沢村先生の講演会を聞き、義肢装具士の学生の育成を第一にし、識字率の向上のために小学校に図書館寄贈を計画。この竣工式には父兄・子どもたち全部で2500名参加とは驚いた。ついでに水谷重康氏の宝塚武庫川のRCから支援する 子ども病院に医療器具を寄贈した。このカンボジアプロジェクトの成功例はネパールとはまた違った感動であった。「ああロータリアンで良かった」

 フィリピンでの活動。(A)スープキッチンフードバンク・トレーニングセンター支援。 (B)CLE語学集中研修方式(Concentrated Language Encounter の略)3Hプロジェクトに挑戦。これは日本初、3H委員会の立ち上げは第2680地区が初めて。10年以上の 長いプロジェクト。この方式はフィリピンの文部省を動かし国正規の事業となる。東南アジアのこれらの事業展開と若者たちにスタディ・ツアーとして提供した事も心に残る。

 平成25年6月26日この稿が終わる日。神戸垂水RCホームクラブ1年間皆出席であった。30年来の夢が実った。クラブで私のみ。

(職業分類:病院名誉院長・医師)
(注)
この追憶という本を2冊いただいたのは、大島秀夫先生が2016年7月14日にご逝去されたのち、奥様の冨子様からいただきました。
大島先生とは約20年来のロータリーの友であります。彼とはネパール、タイ、カンボジア、フィリピンとロータリー活動を共にいたしました。彼の精力的な行動と医師としての鋭い視点が今でも思い出されます。彼の実践活動を挙げたら枚挙にいとまがありません。
彼の人への思いやりと人のお役に立ちたいという素晴らしい奉仕の理念で、2006年にわが地区2680地区第1号で「超我の奉仕賞」を受賞されました。
本当に惜しい人を亡くし残念でなりません。心からご冥福をお祈り致します。
〔文責:石井良昌〕

(2016.08.16)

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