=2013年規定審議会で見た=
国際ロータリーの変質 「ロータリー失われた10年」 その1
2750地区 PDG 新藤信之(東京立川こぶし)

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2750地区 PDG 新藤信之
 以下は、2014年 3月18日 東京恵比寿ロータリークラブでの30分卓話の原稿です。

<スライド1>


  • 規定審議会は、現在3年に一度開催される国際ロータリーの唯一の立法機関です。そして、世界の全ての地区から選ばれた代表議員によって、予め提出された立法案の審議を通じ、国際ロータリーの今後のあるべき姿を考える場です。と同時に、その時々の国際ロータリーの考え方が反映する場です。

  • 2013年の規定審議会では、例年のごとく、クラブの管理・運営に大きく影響を及ぼすものや、これからのロータリーの方向性を決定づけると思はれる多くの制定案が採択されました。

  • その内容の詳細については、既にガバナー事務所経由で、昨年5月から6月にかけて、クラブ宛てに3回に分けてお送りしております。

  • 従って、本日の卓話では、時間の関係で、すべてに亘った解説は割愛させていただきます。

<スライド2>


  • ところで皆さんは、最近のロータリーをどうお考えでしょうか。どこか、なんとなく変だなーとか、以前とはちょっと変ってきたなーとか感じないでしょうか。

  • 在籍年数によって、それぞれの思いは異なると思いますが、私はロータリーに入会し33年になります。入会当時は、ロータリーの奉仕は Iserve、ライオンズはWe serveであって、ロータリアンは自らの職業を通じて、職場、地域社会、国際社会で、奉仕の理想を実践することが基本と言われていました。最近では、ロータリーはIserveではなく、個人的な活動よりはクラブによる、ロータリー財団と一体となった人道的奉仕活動が主流になったと言われています。

  • 時代と共にロータリーが変化することは、ポール・ハリスが言っているようにごく自然のことですが、その変化が本質的なものであり、画期的なものであればあるほど、我々はその歴史的事実に注目し、その変化がどういうものであるかを明確に認識し、最終的には、その変化がロータリーの今後にとって、良いのか悪いのかを判断しなければなりません。

  • 私は今回、規定審議会に参加させていただいて、いろいろ勉強させていただいた結果、国際ロータリーの本質的な部分の何が、いつ頃から変わってきたかを具体的に識ることができました。

  • 本日の卓話の演題を「2013年規定審議会に見た国際ロータリーの変質」とさせていただきました。
    そしてその副題を「ロータリー 失われた10年」とさせていただきました。

<スライド3>


  • その理由は、国際ロータリーの変質の源(原因)が、このスライドにある3つの採択制定案に起因しており、これが、2001年規定審議会でRI理事会から提出され、採択されることによって、以後4回の規定審議会を通じ、この10年余りの間に、国際ロータリーが、本質的に変化し、目に見える形で、その変化の内容が具体化してきたからです。

  • そして、何よりも私自身がこの変化に対し、ロータリーはこのようなことで良いのか疑問を持っているからです。

  • 国際ロータリーという組織の基本的な要素は、会員であり、クラブであり、その集合体の地区/ゾーンの3つです。このスライドにあるRI理事会から2001年規定審議会で提案された3つの制定案は、組織の基本的要素を根本から変えようとしたものだからです。

  • 今に思えば、これこそが、21世紀を迎えた、国際ロータリーのこれまでの組織再編成のための一連の戦略計画の総括であり、同時に国際ロータリーの組織再編成のための新たな戦略の出発点でした。

  • 私は、何故このような変化が起こることになったのか、その歴史的背景を識ることから始まり、事実としての国際ロータリーの変質が、最終的に、ロータリーにとって良いことなのか悪いことなのかを皆さんに評価していただきたいのです。

  • 以前、お話したことがあると思いますが、国際ロータリーの今後のあるべき姿を考える上で、近年次々と打ち出されてくる国際ロータリーの考え方、つまり国際ロータリーの戦略が、どのような歴史的事実に基づいて打ち出されて来たのかを簡単に再確認しておこうと思います。

その2へつづく  (2014.04.07)

 国際ロータリーの変質
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