ロータリアンの広場


「急速に変化するロータリー」
2510地区 地区職業奉仕委員長
玉井清治(函館亀田)
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玉井清治(函館亀田)

 30年ほど前に私は会社の先輩から「手紙というものはワープロなんかで作るものではない!」と手書きの大切さをよく聞かされたものです。自ら筆を取ることで、相手に対しての礼儀や心の感情を伝えることが美徳とされていました。受け取る側も「あの人から届いた」という新鮮な驚きと好意や感謝の気持ちが生まれ、文字から人肌や人間味を感じて温かい気持ちになりました。ところが今はどうでしょう?パソコンのメールやSNSなど、ほとんど「手で書く」といった行為は無くなってしまい、むしろキーボードから入力された文字は整然としてきれいで、手書きは個性と文字の乱れがおもむろに出て避ける人も少なくないと思われているのが現状です。時代は変わりました。

 今回の新型コロナウィルスによる影響で人々の生活様式も急速に変わり、ソーシャルディスタンスやマスクの着用、3密を避けるなどロータリークラブの運営も従来型の例会から新しい形に変化せざるを得ないものとなってくるでしょう。RI(国際ロータリー)ではロータリアンの健康と安全を守ることを最優先とし、ZOOMなどのオンラインでの会合を推奨しています。「私はZOOMなんかできない」などと言っていては、この急速に変化するロータリーから取り残されてしまうかもしれません。確かにface to faceは必要で、真の親睦を形成するには不可欠です。しかし皆が感染を避けて例会への出席者が少なくなった場合、少人数で通常例会を開催するのか、感染防止策を取ったオンラインにて安心して参加者を増やし例会を開催するかは、クラブの将来を考えれば答えは明らかだと思います。

 急速に変化するロータリーですが、過去を振り返ると出席規定では、1995年のメークアップ期間の延長、1998年の奉仕活動の実践が例会出席の補填となり、更に2001年にはクラブ理事会・クラブ主催の地域行事や会合に参加しても可能になるなど緩和の一途を辿り、昨年には年度内でのメークアップが可能となりました。会員制度では2001年の一業一会員制の廃止、2013年の仕事をしていない人も入会可能になり、昨年には職業分類の制限が廃止となりました。

この劇的な変化に私たちロータリアンは、その都度「ロータリーはどこへ行くのか?」と言いつつも、その流れに逆らうことなく現在までロータリー運動を続けてきています。

 この度の新型コロナウィルスでの急速に変化するロータリーに「まった!」はできません。レスポンスの早さと変化への正確な対応は急務のような気がします。世界的な人道支援の方向転換、地域社会への奉仕の方法、職業奉仕活動へのクラブとしての支援、永続的なクラブ運営への財務基盤の強化、例会の活性化など各ジャンルすべてで再検討するタイミングなのではないでしょうか。

イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウインは著書「種の起源」で、最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者であると、環境の変化に対応する重要性を説いております。

 変化に対する失敗を恐れず、慣例に踏襲することなく前へ進もうではありませんか。
クラブのために!
そして、自分のために。

(2020.08.23)

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