ロータリアンの広場


The Gate 門(その1)

THE BUSINESS PHILOSOPHER 1922年11月号
Arthur Frederick Sheldon
2680地区 PDG 田中 毅 訳(尼崎西)

田中 毅PDG

 広い道に通じる広い門は、多くの人がその道を選ぶ破滅への道に繋がっています。広い門と広い道は後ろ暗い利己主義への高速道路に繋がっているのです。 狭い門から入りなさい。狭い門や狭い道は、貴重なものを見出す人生に繋がっています。それは利他主義の生き様であり、奉仕への道は人生の道標となります。

 100人のうち95人が多数派であり、少数派は5人です。 人生と言う名のフット・ボールの得点を知っていますか。知らなければ思い出してください。
その得点とは、54-36-4-1です。
 病気のある人を除いて、25歳の人、100人を選びます。それぞれの生活を40年間営み、65歳に達します。その結果、56人は破産し、36人は若死にします。5人は一生懸命に働いているのに、一文無しか、失業状態です。

 4人は慎重さを欠かさなければ、快適な暮らしをして貯金もできます。1人だけが大金持ちになります。56+35+5=95 4+1=5
 25歳から40年後の誕生日に、95人が肉体的にも経済的にも死んだも同然であり、5人だけが、経済的にも成功して生き残ることができます。
何故でしょうか。基本的な理由を推測することができます。その理由は、利己主義という病に罹ったからです。この病は、基本的な事実に対する無知から生まれます。
人生に於ける、最も基本的で重要なことは、最も役に立つ生存の法則即ち、適者生存の法則です。

 人間は、本質として生き残ることを望んでいるので、自己保存の本能は最も重要な自然の法則なのです。常にそうであったし、現在も未来もそうなのです。
自然の法則に無知な人は、生き残るためには利己的でなければならないという誤りを信じています。生き延びるためには利他の心を持った最大限の奉仕をする必要があるのに、誤った信念を持った人は、自然の事実を変えようとはしません。

 利己主義とは、正しく病気と同様であり、しかも悪性なものです。文明の重要な部分を侵す癌でのようなものです。この病の犠牲者は数多く、個人や団体、国を含んでいます。
最もよく知られている癌の治療法は、ラジウム照射であり、利己主義という癌の治療は真実の光を当てることです。人生に於ける最も簡単で最も素晴らしい事実を理解するための灯を灯さなければなりません。
5パーセントの人が通る、利他の精神という細くて狭い道に入るのが人生の正しい道であり95パーセントの人が入る自己保存と私利私欲に繋がる広々として門と道は、破滅に繋がる道なのです。

 貴方と私は今日この街を立ち去るとしよう。私がこの記事を書いているペンシルバニア州ウイリアムスポートから歩を進めて、平らな道を歩き始めます。この美しい町の近郊は広くて立派に舗装された道路が続いています。
やがて、木が鬱蒼と茂って、日陰になっている谷間の道に入ります。丘に続く細い道があちらこちらに見えます。平らな道路に慣れていた貴方と私はどの道を通ろうかと考えます。

 左へ行けば広い舗装された道路があり、なだらかに下ったスローブには日陰を創る木が植えられています。右に行けば狭い門があり、細い道が丘に向かって続いています。でこぼこ道で、太陽を遮る木も生えていません。
私たちは、自らが快適な良い時間を過ごすことを望んでいるので、このような状況下では、どの道を選ぶかは、決まったも同然です。

(2019.01.08)

===== The Gate 門(その2) =====

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