ロータリアンの広場


The Gate 門(その2)

THE BUSINESS PHILOSOPHER 1922年11月号
Arthur Frederick Sheldon
2680地区 PDG 田中 毅 訳(尼崎西)

田中 毅PDG

 私たちは、右に曲がるべきでしょうか、それとも、左に曲がるべきでしょうか。
当然のこととして、広い門と広い道に繋がる左の道を選ぶのでしょうか、それとも狭い門を通って細い道を選ぶのでしょうか。 こういう状況の下では、多分、私たちは左の道を選ぶでしょう。
しかし、左の広い道路は、死と自滅の谷に通じた道であり、右の小道は人生に於ける本当の幸福に繋がると言う事実について正確な知識を持っていれば、間違いなく右の道を選ぶでしょう。

 平坦な道路は、個人的な自由と責任を委ねられた幼年時代の旅に例えることができます。時間の許す限り楽しみたいと考えます。人間がこの世に存在する最大の理由は幸福の追求ですが、我々には一時的な幸福と永遠の幸福を区別することはできません。 肉体的な感覚、快楽的な感覚の満足感を得ることが幸福への道のようにさえ思われます。素晴らしい人生を送るためには利己的な方が良いようさえに思われます。 他の人は皆そうしているから、それが正しい方法に違いないと思って、多くの人は左に曲がります。

 このようにして、多数派に従いやすい私たちは、地獄への道を歩むのです。 右の道はでこぼこの砂利道で、太陽が照り付けます。しかも上り坂です。登りつめると、やがて、高い丘の頂に達します。成功と言う町に達し、成功と言う目標に達したのです。あらゆる価値を秘めた発展を実現させる出発点に繋がるのです。 最初は幾らか困難な旅ではあるものの、終わりは至って簡単です、そして、ここは重要な人生の終点でもあるのです。出発点の困難さえ乗り越えれば後は簡単なものです。 利己と放縦と自己満足に満ちた広い門と広い道は、邪悪な連鎖をもたらす病気への道に繋がります。

 他人に対する奉仕への道を究める活動は、健全な身体と心と精神を強靭なものにします。 僅か1オンスの努力で、より多くの内容を持った永久的な幸福感を味わうのか、一時的な楽しみを得るために1トンを費やすのか、人は自由に選ぶことができるのです。 左手の道を選べば、完全な自由が得られるかも知れなません。しかし、真の人生のレースからは外れることを意味します。

 その一方で自由に右の道を選ぶこともできます。それは文字通り正しい道なのです。 他人への奉仕の道を追求する人は、自分自身に対しても正しいことをしているのです。それは、彼が奉仕した全てのものは、正しく彼の下に還元されてくるからです。 他の仲間に対する奉仕や利他の心は、これに関連するすべての人に平和と豊かさと活力を与えます。 この文章を読んだ人は、利己主義の広い道を通って死の谷に向かい、恐怖と欺瞞に恐れおののくことはないはずです。

 周りを見渡してください。決して遅すぎることはありません。正しく方向転換をしてください。後ろに向かって歩んでみてください。貴方は正しい方向に向かって道を歩んでいるのです。 今こそ前進あるのみ。仲間に対して奉仕をする道であり、創造の道でもあるのです。 貴方が利己主義や自己満足に背を向けた時に、人の役に立つ道を見つけそれを思い出します。そこには、もはやひ弱な感情などはありません。

 他の人に奉仕することによって、自分自身に対しても奉仕をしているのです。 人間は良い行いをすることによって成功します。 2000年前の預言者は、この事実を老若男女にはっきり説いています。 イエスはユダヤ人であったので、事業に精通した信念を持っていました。 貴方が成功という目標を望むのなら、無私無欲という無我の境地に繋がる門に入るべきです。

(2019.01.09)

===== The Gate 門(その1) =====

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