ロータリアンの広場


「われわれは地球の生命の世話をしなればならない」
2510地区 PDG 塚原房樹(札幌東)
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2510地区 塚原房樹PDG

 ダーウィンの自然淘汰説によると、すべての生命が同じ先祖で「?がっている」ということです。生命の樹をさかのぼっていくと、合流していき最終的に一本の樹になる、この話は、人間に関しては感覚的にわかっていたことです。しかし「すべての生命」がつながっている」ことを提示されると、考え方や生き方が変わってくるのではないでしょうか。 私たちの腸には腸内細菌がいます。これが死滅してしまったら私たちの腸内環境は悪化し、食べ物を消化できなくなります。他にも、私たちが生きていくために必要な細菌が多くいて、その数は百兆個以上ともいわれています。みんな同じ生命で、お互いに持ちつ持たれつだけど、自らの存在に気づいているのは、地球上では人間だけです。

 脳が発達したことで言語体系を発達させ、高度な情報社会を作り上げている、おそらく人間は、こうした深い絆を理解し思いを馳せることができる唯一の生命体です。だから我々は、近縁も遠縁も含め、親戚たちがこんな風に作り上げた、地球の生命に対して、特別な責任を負っています。我々は、生命をいつくしみ、生命の世話をしなければなりません。 では一体、私たちは何をすべきなのか。みんな同じ生命体で、お互いに持ちつ持たれつだけど自らの存在に気付いているのは私たちだけです。私たち人間は、地球全体に対して責任を負っています。今、SDGsの環境問題が声高に叫ばれていますが、「世話をする」という観点があれば、人間が生き延びるために地球温暖化を止めるべきだと考えるのではなく、地球全体の生命活動全般にとって、より良い環境を作っていくべきだと考えられるようになります。ロータリーの原点は、四海兄弟(solidarity of the race)にあります。

 私たちは地球全体に対して責任を持っています。だから世話をしなければならないのです。そのために我々は「科学リテラシー」を理解しなければなりません。 もともとリテラシーとは、原義では「読解記述力」を指し、日本語の「識字率」と同じ意味で用いられています。ロータリー財団の重点分野の中にも「識字率向上」が挙げられていて、 CLE という勉強方法があります。 これに対し「科学リテラシー」の語が用いられるようになったのは、ここ10年余りのことに過ぎません。次回は「科学的リテラシー」について触れてみます。  

(2022.12.16)

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