ロータリアンの広場


「退会者続出を考える」
2620地区(笛吹RC)クラブ会長エレクト 植松増美
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2510地区(笛吹RC)
クラブ会長エレクト
植松増美

 2620地区の岡本一八ガバナーのガバナー月信5月号の「退会者続出」を読んで、「入会3年以内に50%のロータリアンが退会する」との記事を見て驚いた。
我々はこの事実をどう受け止めるか?ロータリーに魅力が無くなってきたのか?
退会した本人の所為にして忘れてしまうのか?

誰かが解決してくれるのではない。
我々一人一人が考えて、少しずつ変えていくしかない。
何故なら、こうなったのは、誰かが、ある時、何かしてはならないことをしたのではないか。それならば簡単だがそうではあるまい。徐々に少しづつ変化してきたのだから厄介だ。

例会は?はっとするようなことを言う場、聞く場、驚く場でなければ魅力はない。

だから、例会で当たり前のことを言わないでくれ。
「聞きたくない。時間の無駄だ。迷惑だ」と、心の中で思っている人がいるはずだ。
そういう人から辞めていく。飲み会の意識では、ロータリーは持たない。

また、奉仕の理想だけでは続かない。
奉仕、喜び、感謝、の繰り返しでなくては続かない。
だが、感謝はそんなに続かない。
自己満足に満足することが、果たして出来るか?
出来っこない?

だからこそ、相互啓発「はっ!」とする話題が大切になる。これなくして例会の意味はない!
面白いとは、そういうこと。

和気藹々は、当たり前、無難、平凡、魅力なし。
最初は居心地いい、次に、飽き足らない、我慢できない、生理的不愉快、経済性を考える、時間と金、これらと天秤にかけることになる。
マンネリを心地よしとするか、緊張感のなさに耐えられないとするか、分かれ道だ!
我々一人一人の自覚と覚悟が問われている。

ここで、海外と日本のロータリアンについての考え方について述べてみたい。
だいぶ前になるがロータリー・ソーシャル・ネットワークを見ていた時に、会員増強・会員維持・クラブの強化・ロータリーの組織に対する会員の見方などに関する意見交換がとても興味深いのでいくつか紹介させていただく。

まず初めに、オーストラリアのロータリアンは会員維持について、このように話をされた。
「クラブに新会員が入会したことで、クラブは新会員を素晴らしい積極的な会員だろうと勘違いしてしまいがちです。でも、新会員の意欲をかきたて、新入会員が参加できるクラブ活動を保ち、やりがいのあるプログラムを持ち続けないと、入会した会員もそのうちプログラムに参加しなくなってしまう。」と言っております。

アリゾナ州サンシティーのロータリアンは年齢について、「ロータリアンの年齢は徐々に高齢化している。毎年ロータリアンは平均10%の会員を失っている。このロスを始め、クラブを強化するには、常に会員を増強しなければならない。多くの資質の高い、若い会員を入会させなければならない。そのようにしていかないと、良いバランスは崩れる」と言っておられる。

また、日本のロータリアンは、新しい会員の資質について、このように言ってる。
「過去において、多くのロータリアンは、ロータリーという組織の本当の意義を知らないまま、自分のビジネスにとって有利になると言うことで、ロータリーに入会いたしました。
その結果多くのロータリークラブはロータリーについての教育を受けなかった新しい会員によって、クラブ自体がだんだん軟弱になってきたのです。」
こういった3つの話は、我々が今日直面している課題の真髄を語っていると思う。

最終的にはロータリーにみんなが魅力を感じるように、新会員の時からしっかりとロータリーの理念、親睦と奉仕から、人道的な奉仕活動まで基礎研修し、理解してもらうようにみんなが努力することが、退会者を減らすことにつながると確信している。

(2015.05.16)

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