ロータリアンの広場


ハンブルグ国際大会・分科会開催報告

2640地区 PDG 米田 眞理子(堺フェニックス)
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米田眞理子(写真中央)

 令和元年6月1日より5日間、ドイツハンブルグにおいてロータリー国際大会が開催されました。この度、RI国際大会実行委員会からモデレーターとして任命されて 「パイロットクラブとしての役割を果たしてクラブ会員増並びに奉仕活動の成功例」をテーマに6月4日13:30から分科会(A1-100)を開催いたしました。所属クラブの堺フェニックスロータリークラブならびに堺フェニックスローターアクトクラブのお手伝いに加えて、世界的に有名な書家の吉川寿一様(福井フェニックスロータリークラブ・姉妹クラブ所属)の友情支援で、今回の分科会のテーマを大文字の書で顕しました。A1-100の分科会の会場(500名の定員)へは入場のために長い行列ができ、あっという間に会場は満席になりました。この分科会は英語セッションの指定で討議いたしました。

例会の頻度、形式、出席
クラブのニーズに最も合った例会日と時間を決める
必要に応じて、例会を変更または中止する(ただし、少なくとも月に2回例会を開く)
クラブの健全性は、出席率だけでなく、ほかの基準も使って判断する従来型の例会に加え(または、従来型例会の代わりに)、例会の形式を新しくする(オンライン例会、奉仕プロジェクト、交流行事など)、顔を合わせる例会、オンライン例会、両方の方法を切り替えて行う例会、または両方を同時に用いる例会(顔を合わせる例会に、スカイプなどを使ってオンラインで参加する) のうち、どの方法にするかを決める出席要件および欠席による会員身分終結の方針を緩める

会員種類
準会員、法人会員、家族会員など、追加の会員種類を設ける
元会員、移籍会員、ローターアクターのクラブへの入会を認めるかどうかをクラブが決める。 なお、クラブは、例会、出席、構成、会員種類について、従来の要件を適用し続けることも可能です。
(変更を採用するかどうかはクラブの裁量で決めることとなります)。このほか、以下の各点も確認するよう指示がありました。
RI細則と標準ロータリークラブ定款では、引き続き、正会員と名誉会員の2つの会員種類のみが記載されます。
ただし、クラブ細則を修正すれ ば、クラブは追加の会員種類を設けることができます。その場合、クラブは追加の種類会員を「正会員」としてRIに報告し、その人頭分担金をRIに支払う必 要があります。クラブは例会頻度を柔軟に決められますが、2019年規定審議会は、ロータリー細則と標準ロータリークラブ定款からEクラブと従来型クラブの区別を削除しました。ただし、Eクラブは、オンラインのみ(または主にオンライン)で例会を開くことを強調するために、引き続きEクラブとしての立場を維持することができます。国際ロータリー細則は、ローターアクターが、ローターアクト会員であり続けると同時に、ロータリークラブにすることを認めます。これ により、最高12年間ロータリーにおいてリーダーシップと奉仕プロジェクトの経験を積んできたローターアクターの特別なスキルを、ロータリークラブで発揮してもらえることとなります。また、これらの資格ある若いリーダーたちは、ローターアクトへの参加を続ける一方で、ロータリークラブに円滑に移行できると 期待されます。

 堺フェニックスロータリークラブでは、ローターアクターを国際大会分科会に招待し、若い力を合わせて分科会をサポートいたしました。アクターはいつも新しいアイデアと考えをクラブにもたらしてくれます。大会会場で和紙と和服着用で案内を配布して好評でした。我々ロータリーの影響をさらに広げていくには、未来のリーダーとなる人たちの育成に注力することも必要で、ローターアクトクラブを差し置いてロータリーの未来を語ることはできないと言われています。ローターアクターは世界に9,000以上あるクラブをベースとして、情熱を胸にロータリーの価値観(リーダーシップ、奉仕、親睦、多様性、高潔性)を実行しています。バリー・ラシン2018-19年度RI会長は、ローターアクトの会員数増加の重要性を年度を通じて唱えてきました。若いリーダーとのつながりを強化してロータリーを発展させました。

 堺フェニックスローターアクトクラブは、地区代表を務めた上田大夏さんを筆頭に熱心なローターアクトクラブの活動を続けています。今回、も分科会に招待し、その実績を報告しました。ソウル国際大会に続いて2度目のハンブルグ国際大会のモデレータとして、2度ともローターアクターを招待し、国際大会の舞台に上げた事は彼らにとって大きな体験になったことでしょう。たくさんの海外のロータリアンからの握手や喝采を得られ、最高の思い出になりました。熱心な討議後、吉川氏の大きな書のデモンストレーションにカメラを持った海外の方々が周囲を囲みました。大好評のうちに半年間の準備万端整えた分科会は成功裏に終えました。最後に、この分科会は、国際大会の冊子にも掲載されていますが、メインテーマは【会員基盤の強化】が目的であり、現在国際ロータリーが一番希求している目標の一つであります。 

(2019.07.05)

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