地区協議会
地区協議会に関する取り決めを、ロータリーの規約に基づいてご紹介いたします。地区協議会実施に当たっては、次の事項に留意してください。
@ 実施主体はガバナー・エレクトであり、ガバナーではありません。次期地区研修リーダーとよく相談して効果的なプログラムを策定の上、実施してください。
A 会長エレクトの参加が義務づけられており、バナー・エレクトからの免除を受けずに、地区協議会に出席しなかったり、免除されても指定した代理が地区協議会に出席しなかった場合は、クラブ会長に就任することができません。
B 会長エレクト研修セミナーPETSの後、4月または5月に、丸1日の日程で開催するように推奨されています。
国際ロータリー細則
15.020. 地区協議会
地区協議会は、多地区協議会でも可であるが、必要な技能、知識および意欲をもつロータリークラブの指導者を育成し、会員基盤を維持、および/または増強させ、それぞれの地域社会を始め他の国の地域社会のニーズを取り上げたプロジェクトを実施して成功させ、プログラムへの参加と資金寄付を通じてロータリー財団を支援するために、なるべく4月あるいは5月中に、毎年開催されるものとする。ガバナー・エレクトが地区協議会に対し責任を持つものとする。地区協議会は、ガバナー・エレクトの指示および監督の下に、ガバナー・エレクトが立案、実施するものとする。特別な事情があれば理事会は、ここに定める時期以外の時期に地区協議会を開催することを認可できる。地区協議会に出席を要請されるのは、クラブ会長エレクトと次年度において重要な指導者の役割を務めるよう会長エレクトにより指名されたクラブの会員である。
標準ロータリークラブ定款
第9条 理事および役員
第5節 役員の選挙
(c) 資格条件。各役員および各理事は、いずれも、本クラブの瑕疵なき会員でなければならない。会長エレクトは、ガバナー・エレクトから特に免除されない限り、会長エレクト研修セミナーと地区協議会に必ず出席しなければならない。免除された場合は、所属クラブによって指名された代理を必ず派遣しなければならない。この代理人は会長エレクト本人に対し結果報告するものとする。会長エレクトが、ガバナー・エレクトからの免除を受けずに、会長エレクト研修セミナーおよび地区協議会に出席しない場合、あるいは、免除されても指定の代理をこれらの会合に派遣しなかった場合、かかる会長エレクトはクラブ会長に就任できないものとする。
ロータリー章典
23.020. 地区協議会
23.020.1. 目的
地区協議会の目的は、ロータリークラブの指導者たちが、次のような点において必要な能力を育成し、知識を持ち、やる気を起こすように図ることである。会員基盤を維持し、増強し、地元地域社会および他の国の地域社会のニーズを取り上げたプロジェクトを実施して成功させ、プログラムへの参加と資金寄付を通じてロータリー財団を支援することである。
3.020.2. 参加者
地区協議会参加者は、クラブ会長エレクトおよび、次ロータリー年度に指導的役割を果たすようクラブ会長エレクトから任命されたロータリークラブ会員とする。
23.020.3. 構成
地区協議会においては、研修に参加する各分野別のグループとして次のような構成をとるものとする。
○ 役割と責務
○ 基本原則−方針と手順
○ チームの選定と研修
○ 活動計画の立案
○ 資料
○ 成功例の検討
○ 実用的な応用: 計画を立てる
○ 問題解決
23.020.4. 地区協議会研修目的
RI理事会は地区協議会の学習目的として次のような点を挙げている。前述の地区協議会の目的を達成するために、各構成事項の研修目的は、研修に参加している各分野別のグループのニーズに基づいたものでなければならない。
○ 会員勧誘と入会式
研修目的・・クラブが所在する地域にふさわしく実行可能な会員勧誘計画を立て、実施する。クラブ会員に効果的な勧誘方法を習得させる方法を学ぶ。新会員をクラブに歓迎する入会式を行う方法を学ぶ。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ 新会員のオリエンテーションと指導顧問
研修目的・・新会員がクラブに溶け込み、クラブ活動に円滑に参加できるよう、新会員のためのオリエンテーションを計画、実施する。各新会員のための指導顧問を養成、任命する方法を学ぶ。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ クラブ広報
研修目的: ロータリーとその奉仕活動に対する地域社会の認識を高め、クラブの会員勧誘策を支えるため、クラブの広報計画を立て、実施する。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ クラブの管理
研修目的: ロータリークラブの管理運営に必要とされる任務(会費徴収、出席記録の管理、毎週のクラブ・プログラムの計画、親睦活動の手配など)を理解し、遂行する。
ある地域から他に地域へ移転するロータリアンについて、効果的に他クラブへ通知する方法を開発する。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ 奉仕プロジェクトの成功
研修目的: 成功する奉仕プロジェクトの特質を理解する。成功する奉仕プロジェクトの4つの要素(ニーズ調査、計画、実施、評価)を計画、実施する。ロータリー年度の枠を超えた継続的な奉仕プロジェクトを実施することの重要性を理解する。それぞれの奉仕部門において奉仕プロジェクトを実施することの重要性を理解する。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ 地域社会奉仕プロジェクトのためのクラブの資金調達活動
研修目的: 成功する資金調達プロジェクトの特質を理解する。クラブの資金調達活動を計画、実施する。資金調達活動を継続的に実施することの重要性を理解する。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ ロータリー財団
研修目的: ロータリー財団プログラム、およびロータリアンやその他の人々がロータリー財団に寄付する方法を理解し、クラブに説明できるようにする。クラブの年次寄付目標を設定、支援、推進する。ロータリー財団への大口寄付を推進する。以上の責務を遂行するにあたり、役立つ資料や援助源をRIから入手する方法を知る。
○ クラブ会長の指導力確立
研修目的: クラブを効果的に率先するのに必要とされる技能(指導力、動機付けの技術、チーム作りの方法、話し方、広報、問題解決など)を会得し、磨く。
23.020.5. 地区協議会の時期
地区協議会は、4月もしくは5月中に、丸1日を使って行う計画とする。
23.020.6. 地区協議会指導者
地区協議会のプログラム全般の責任はガバナー・エレクトが負う。 地区研修リーダーが協議会の計画と実施に責任を負う。各分野に関連する地区委員長は、担当する研修セッションの立ち上がりを指導する責任を負う。会長エレクトのための研修セッションには、パスト・ガバナー、ガバナー補佐などを適宜招くべきである。
23.020.7. 出席a) 次期会長およびクラブ会長エレクトから次ロータリー年度に指導的役割を果たすよう任命されたロータリークラブ会員は、各自の所属するクラブに対して、地区協議会に出席すると誓約することを必要とする。
b) 各クラブは、次期クラブ会長が地区協議会に出席することを義務付けると取り決めるように推奨される。この方針については、クラブ会長エレクトの選挙に先立ち候補者に知らせることとし、各クラブは、次期会長と次期幹事が地区協議会に出席する経費を支払うという方針を採択するものとするが、このことは他の指定を受けた参加者の地区協議会の重要性を低めるものではない。
23.020.8. 地区協議会の日程
事情によって、もし地区大会が4月もしくは5月に開催されるならば、地区協議会と地区大会を連続した会合日程で開催する。但し、そのような日程において、地区大会は後半に行われるものとする。そのような連続会合は、各会合に定められている時間数を減らすことなく、また各会合の必須事項に配慮をして行わなければならない。
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