クラブ・リーダーシップ・プラン 1
我々のクラブは終息の淵にあったが、
クラブ・リーダーシップ・プランが蘇生の妙薬となった

クラブ・リーダーシップ・プランを施行して、ロータリー・クラブの強化を図る
地区リーダーシップ・プランの延長計画であるクラブ・リーダーシップ・プランは、奉仕の第二世紀においてロータリーが安定、成長、成功を遂げるために極めて重要です。同プランは、ロータリーの綱領を追求するにあたっての、手続の標準化と諸活動の方向付けを行うための管理的枠組みをクラブに与えるものです。
クラブ・リーダーシップ・プランは、継続性や情報伝達、ロータリアンの関与を確実にするための標準手続を策定するようロータリー・クラブに促すことから始まります。このプランには、「効果的なロータリー・クラブとなるための活動計画の指標」を用いての方策計画および目標設定が含まれています。簡易な委員会構成はクラブの中心的業務に主眼を置いていますが、クラブの奉仕目標や親睦に取り組むために拡張することができます。
クラブ・リーダーシップ・プランは、各クラブが独自の特性(アイデンティティー)を築き上げるための土台を提供するものです。施行における9 段階は、すべてのロータリー・クラブが効果的となるために取り組むべき項目です。クラブは、独自に選んだ方法でこれらの項目に取り組むことができます。柔軟性のあるクラブ・リーダーシップ・プランは、ロータリー世界のどこででも実施することができます。クラブ・リーダーシップ・プランは、改正された「推奨ロータリー・クラブ細則」、ロータリーの指導者育成サイクル(会長エレクト研修セミナーおよび地区協議会)、「効果的なロータリー・クラブとなるための活動計画の指標」「クラブ訪問報告用紙」に反映されています。
クラブ・リーダーシップ・プランは、世界中のクラブによって成功が実証され、新規および既存のロータリー・クラブの推奨構成とされています。すべてのクラブは同プランを検討し、既に施行されている内容はどれか、また、クラブにとって有益な内容はどれであるかを判断する必要があります。ガバナー補佐がクラブ指導者を援助し、プランの検討や施行を支援します。クラブ・リーダーシップ・プランの施行は、地元社会や世界を向上させる力を備えた効果的なクラブを作り出します。
詳細は、RIクラブ・地区管理担当職員(日本事務局奉仕室職員)までお問い合わせください。 改正された「推奨ロータリー・クラブ細則」は、www.rotary.org
のダウンロード・センターでご入手いただけます。
クラブ・リーダーシップ・プラン
クラブ・リーダーシップ・プランの目的は、効果的なクラブの管理の枠組みを提供することにより、ロータリー・クラブの強化を図ることです。以下は、効果的なクラブの要素です。
☆ 会員基盤を維持、拡大する。
☆ 地元地域社会ならびに他の国々の地域社会のニーズを取り上げたプロジェクトを実施、成功させる。
☆ 資金の寄付およびプログラムへの参加を通じてロータリー財団を支援する。
☆ クラブの枠を超えてロータリーにおいて奉仕できる指導者を育てる。
クラブ・リーダーシップ・プランを実施するには、現任、次期、元クラブ指導者は以下を行うものとされます。
1. 効果的なクラブの要素に取り組む長期計画を立案する。
2. 「効果的なロータリー・クラブとなるための活動計画の指標」を使用して、クラブの長期計画と合致した年間目標を設定する。
3. 計画過程に参加する会員を含めてクラブ協議会を実施し、ロータリーの活動に関する情報を伝える。
4. クラブ会長、理事会、委員会委員長、クラブ会員、地区ガバナー、ガバナー補佐、および地区委員会の間に明確な意思疎通が図られるよう確認する。
5. 将来の指導者育成を確実にする一貫した引継ぎ計画の概念を含め、指導者の継続性を確保する。
6. クラブ委員会構成とクラブ指導者の役割と責務を反映させるべく、細則に修正を加える。
7. クラブ会員の親睦をさらに深めるような機会を提供する。
8. 会員全員がクラブのプロジェクトや業務に活発に関与するよう計らう。
9. 以下を確実にするための包括的な研修を企画する。
☆ クラブ指導者が地区研修会合に出席する。
☆ 新会員のための一貫したオリエンテーションを定期的に実施する。
☆ 現存会員のための継続的教育の機会を提供する。
地区リーダーシップ・プランに提示されているように、クラブ指導者は、地区指導者と相談しながらクラブ・リーダーシップ・プランを施行するものとされます。同プランは、毎年見直しが行われるべきです。
クラブ委員会
クラブ委員会は、四大奉仕に基づくクラブの年間目標および長期目標に向けた取り組みを担当します。会長エレクト、会長、直前会長が協力し、指導の一貫性と計画の継続性を図らなくてはなりません。可能であれば、継続性を図るため、委員会委員は3
年を任期として委員会に任命されるべきです。会長エレクトは、空席を埋めるための委員、および委員長を任命し、年度の開始に先立って計画を立てるための会合を実施する責務があります。委員長は、同じ委員会の委員を務めた経験を備えた人物であることが推奨されています。常任委員会は以下の通りに任命されるものとされます。
☆ 会員増強委員会
会員の勧誘と退会防止の包括的計画を立案、実施します。
☆ クラブ広報委員会
ロータリーに関する情報を一般の人々に提供し、クラブの奉仕プロジェクトや活動を推進するための計画を立案、実施します。
☆ クラブ管理運営委員会
クラブの効果的な管理運営に関する活動を実施します。
☆ 奉仕プロジェクト委員会
地元社会や他国の地域社会のニーズを取り上げた教育的、人道的、職業的プロジェクトを立案、実施します。
☆ ロータリー財団委員会
財政的寄付およびプログラム参加の両面からロータリー財団を支援するための計画を立案、実施します。
必要な場合は、この他の委員会を任命することもできます。
研修の要件
クラブ委員会委員長は、職務に就任する前に地区協議会に出席すべきです。
地区リーダーシップ・プランとの関係
クラブ委員会は、ガバナー補佐および関連する地区委員会と協力すべきです。
報告要件
クラブ委員会は、活動についてクラブ理事会に定期的に報告すべきであり、適切であれば、クラブ協議会において報告を行います。
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