クラブ・リーダーシップ・プラン 4
クラブ・リーダーシップ・プランによく出る質問
☆ クラブ・リーダーシップ・プランとは何ですか。
クラブ・リーダーシップ・プランはロータリークラブに対して推奨されている管理組織であり、過去100年来、世界中の効果的なロータリークラブの最も良い慣例に基づいた数多くの実務的な処理方法が含まれています。この計画は、意志決定に対するコンセンサス、リーダーシップとプロジェクト管理の継続性、奉仕活動や親睦や研修に対してすべての会員が関与することを意図したものです。
☆ ロータリーはなぜクラブ・リーダーシップ・プランを必要とするのですか。
ロータリーのリーダーシップは、毎年、すべてのレベルにおいて変化しています。ロータリーの指導者たちは、多くの時間を捧げているボランティアです。ロータリークラブの標準管理組織を持っていることは、ロータリークラブのリーダーたちが管理よりもむしろ奉仕に主力を注ぐことを容易にすると共に、クラブ・リーダーシップ・プランは優れた計画の継承と継続性をもたらします。
☆ このプランは、義務的なものですか。
いいえ。クラブリーダーシップ・プラン目標は、ロータリークラブがその必要があるかどうかを長い時間をかけて実証することによって、ロータリークラブを強化することです。すべてのクラブは、このプランを熟慮した上で、クラブを改善する方法を採用すべきです。
☆ どのようにすれば、私のクラブは現在の組織から新しい組織に変更できるのでしょうか。
ロータリー年度の少なくとも6ケ月前に、あなたのクラブは、クラブ・リーダーシップ・プランにどのようにして変更するのかを計画すべきです。変更は、新しい推奨ロータリークラブ細則をそっくりそのまま採用して、クラブ・リーダーシップ・プランを完全に実行するか、またはあなたのクラブを強化する計画を部分的に採用するかです。ロータリークラブが自治権があり、二つとして同じクラブはないので、あなたのクラブはどんな変更が必要かを、適切に時間をかけて決めなければなりません。
☆ クラブリーダーシップ・プランの下における四大奉仕の役割は何ですか。
クラブ・リーダーシップ・プランの下で四大奉仕(クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕)はロータリーの活動の中心であり、クラブの奉仕活動がロータリーの綱領をすべて達成するようにバランスよく機能しなければなりません。四大奉仕はロータリークラブが「超我の奉仕」というロータリーの主な目的に焦点をあてるものです。クラブは各奉仕部門に取り組んで、年次目標を設定しなければなりません。クラブの運営上の必要から5つの常任委員会、すなわち、クラブ管理、クラブ広報、会員増強、奉仕プロジェクト、ロータリー財団によって処理します。
☆ クラブ理事会は、各常任委員会1名、合計5名の理事ということを意味しますか。
必ずしもその必要はありません。推奨ロータリークラブ細則によると、クラブ理事はクラブを管理するために選出されます。クラブの委員長は、クラブの目標を実行するために会長エレクトによって指名されます。理事は委員会の目標設定と予算策定を行います。クラブの委員長は、特定の委員会の活動に焦点を合わせます。小さなクラブのために、委員長を理事として務めさせる場合は、指名ではなく、それぞれを選挙で選ぶべきです。
☆ 奉仕プロジェクト委員会は、社会奉仕、職業奉仕、国際奉仕を含むので混乱しませんか。
クラブは奉仕プロジェクト委員会に小委員会を追加することが可能です。その場合には、奉仕プロジェクト委員会は小委員会の活動を監督し、小委員会が特定のプロジェクト目標を達成するために、活動が重複しないように万全を期さなければなりません。
☆ ロータリー財団委員会は何をするのですか。
クラブのロータリー財団委員会は、あなたのクラブが財団に関するプログラムに参加し、それらのプログラムを支援する基金を提供するために活動します。2003-04年度には、ロータリー財団は、ロータリーの綱領を支援するために、人道的、教育的、ポリオプラス補助金として8500万ドル以上を使いました。クラブ・レベルの委員会は、あなたのクラブの奉仕活動を支援するこれらの補助金を集めます。
☆ クラブリーダーシップ・プランは、規模の異なったクラブにどのようにして適合させることができますか。
ロータリークラブには20人未満から、200人以上まで会員の幅があります。クラブ・リーダーシップ・プランは継続性と会員のコンセンサスとすべての会員の参加に焦点をあてており、どんな規模のロータリー・クラブにも役に立ちます。クラブは、会員のニーズに適った推奨委員会構成を採用することができます。小さなクラブは、基本的な5つの委員会から始めて、必要に応じて委員会を追加すべきです。大きいクラブは、委員会を追加してもいいし、奉仕目標を達成するために、あるいは、すべての会員に関わりを持たせるために、小委員会を作ることが可能です。
☆ 私たちのクラブは2年に過ぎません。私たちはなぜクラブリーダーシップ・プランを採用しなければならないのですか。
すべてのクラブは、最初の100年間の間にロータリーによって開発された効果的なロータリークラブの最善のやりかたを反映させたCLPを考えるべきです。新しいクラブはクラブ・リーダーシップ・プランに含まれた運営手順を実施することによって、既存ロータリークラブの経験から利益を得ることでしょう。
☆ どんな資源が、クラブ・リーダーシップ・プランを支援するために役立ちますか。
2006年の会長エレクト研修セミナー(PETS)で、すべてのロータリークラブの会長エレクトに配布されるクラブ・リーダーシップ・プラン出版物は、この計画方針の情報、それを達成するための計画実施ステップ、実施のための推奨タイム・スケジュールが含まれています。RIウェブサイトには、RI理事会の方針、実施のためのワークシート、推奨ロータリークラブ細則、効果的なロータリー・クラブとなるための活動計画の指標、目標設定ツールを含んだ、クラブ・リーダーシップ・プランのための資源ページがあります。地区レベルでは、地区ガバナーとガバナー補佐が、あなたのクラブが計画を実施するのを支援し、5つの常任委員会に対応する地区委員会が活動を支援し、資源を分け与えてくれます。
( RIウエブサイトに掲載されている Q&A を翻訳したものです)
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