殆どのクラブの委員会構成は次のようなものだと思います。
クラブ奉仕委員会
出席委員会
クラブ 会報委員会
親睦活動委員会
雑誌委員会
会員選考委員会
会員増強委員会
プログラム委員会
広報委員会
職業分類委員会
ロータリー情報委員会
唱歌委員会
職業奉仕委員会
社会奉仕委員会
新世代(青少年)委員会
インターアクト委員会
ローターアクト委員会
ライラ委員会
国際奉仕委員会
世界社会奉仕委員会
国際青少年交換委員会
ロータリー財団委員会
米山奨学委員会
委員会構成はクラブ細則によって定められるものであり、各クラブは自治権を最大限生かして、自分のクラブに最適な委員会構成を図らなければなりません。推奨クラブ細則は、200名規模のクラブを想定した委員会構成になっているので、必ずしもすべてのクラブに当てはまるものではありません。
委員会活動を活性化するためには、複数の委員会の委員を兼任するよりも、ひとつの委員会専任の方が好ましいので、小規模のクラブでは特に委員会数を減らす必要があります。一方、大規模なクラブでは、数多くの小委員会を編成することも可能です。
会員の人数や地域の特殊性を考えながら、委員会を統廃合したり新設すべきであり、RIから特別な目的を持った委員会を作るように要請されたとしても、必ずしもこれに従う必要はありません。推奨細則に例示されていなくても、自らのクラブに必要だと思えば、新しい委員会をどしどし作るべきです。委員会構成はクラブ自治権の範疇にあることを忘れてはなりません。
RIBI(イギリス・アイルランド)の推奨細則は、次のような委員会構成になっています。
職業奉仕委員会
クラブ奉仕委員会
職業分類委員会
会員増強委員会
親睦委員会
プログラム委員会
情報委員会
広報委員会
出席委員会
スポーツ委員会
娯楽委員会
家庭委員会
社会奉仕委員会
国際奉仕委員会
ロータリー財団委員会
ローターアクト委員会
インターアクト委員会
青少年交換委員会
クラブ奉仕委員会の中に、我々にもおなじみの委員会以外に、スポーツ委員会、娯楽委員会、家庭委員会を設けたり、ローターアクト委員会、インターアクト委員会、青少年交換委員会が委員長を理事とする常任委員会であることが特徴的です。
この委員会構成から、クラブ内の親睦を図ることと、リクリエーションを通じた親睦活動をはっきり分けていることや、ローターアクト、インターアクト、青少年交換等の青少年活動を重視していることが判ります。
すべてのロータリークラブの原点であるシカゴクラブの委員会構成を創立時にさかのぼって調べると、出席、職業分類などの一般的な委員会以外に、ロータリー史誌編纂、倫理、企業経営、決議、産業、広報拡大、連合公衆便所建設、市民、身体障害児、教育、青少年週間、職業推進、職業秩序、原理教育、国家、目標設定、調査、入会、ロータリー解釈、戦争奉仕、国防、戦争活動、シカゴ功労賞、リクリエーション、大都市圏、ラウンドテーブル、ロータリー問題、サンシャイン、救援、慈善救援等の委員会名を見ることができて、極めて多彩な委員会活動が行われていたことが判ります。
皆さま方のクラブでも、特異的な活動を表すユニークな委員会を作られてはどうですか。