.
炉辺談話(60)

地区リーダーシップ・プラン最新情報

  1997年から試行されている地区リーダーシップ・プランは、今までいろいろなオプションが認められていましたが、これを採用する場合の義務的な最低条件が提示されました。現在、既に地区リーダーシップ・プランに参加している地区でも、この条件に従うことが義務付けられ、2001年6月30日までに、この条件を守らなければ、ガバナー補佐研修のための費用を受ける資格を失うことになります。新しく地区リーダーシップ・プランに参加しようとする地区も、この条件下で参加が認められます。

1.      現および元地区指導者が、地区リーダーシップ・プランを練り上げ、合意すること。
  パスト・ガバナーの参画の下にプランを作り、かつコンセンサスを得なければなりません。

2.      PETSまたは地区協議会で、地区内クラブの3分の2の承認を得ること。

3.      任期をずらして任命される3年任期の地区常任委員会があること。
 地区委員に継続性を持たせることを意図したもので、常任委員会として要請されているのは次の委員会です。

●会員増強と拡大
●財政
●自動的に進行中である地区レベルのプログラム(例えば、青少年交換プログラム、ローターアクトなど)
●広報
●出版物(ニューズレター、会員名簿)
●地区研修会(PETS、協議会)
●地区大会
●財団活動
●RI国際大会および地区大会の推進

4.      各地区委員会は、具体的な職務が明確に定められていること。
  地区運営の計画を立てる段階で、その計画に必要な委員会のみを設置するように要請しています。過去の委員会構成を大幅に見直す必要があります。

5.      少なくとも6人のガバナー補佐を置くこと。
  最低6人は必要ということであって、上限ついては規定していません。なお、ガバナー補佐と分区代理の共存は認められません。

6.      ガバナー補佐は、地区リーダーシップ・プランの指針に推奨されているガバナー補佐の資格基準を満たしていること。

●少なくとも3年間、名誉会員以外の会員身分で地区内クラブに所属している瑕疵のない会員
●クラブ会長を全期間勤めた者
●ガバナー補佐の責任を受け入れる意思と能力
●地区レベルで目立った業績をあげていること
●将来の地区のガバナーとして有望であること

7.      ガバナー補佐全員の研修プログラムはガバナー・エレクトの指示の下に実施しなければなりません。

●地区目標の共同開発
●義務と責任の再検討
●ガバナーとガバナー補佐の関係についての討論
●クラブ管理
●どんなクラブ協議会を実施すべきか
●どんな制度を公式訪問に活用すべきか?
●ガバナーの公式訪問は、どのように実施すべきか
●RIテーマと、もしあれば会長声明
●地区財政
●会員増強と拡大
●ロータリー情報、RIの人材および財政
●RIプログラム
●財団プログラム
●RIの会合(国際大会、会長会議など)

 8.      ガバナー補佐は地区リーダーシップ・プランの指針に概説されている責務を遂行しなければなりません。

●ガバナー補佐の地区研修会に出席すること。
●PETSと地区協議会に出席すること。
●地区目標を開発するチームとして、ガバナーのリーダーシップの下で活動すること。
●地区委員の選任に関して、インカミング・ガバナーに助言すること。
●クラブの目標を協議し、「クラブ計画および目的の要約」を検討するために、ロータリー年度が始まる前に、担当地域内のインカミング会長と会った上で支援すること。
●担当地域のクラブに関する、地区のすべての問題についてガバナーを代理すること。
●定期的、少なくともロータリー年度の4半期に一回は、担当地域のクラブを訪問すること。
●クラブ会長および幹事と定期的に(4半期に一回以上、できれば毎月)会合を開き、クラブの用務や人材や資金について討議すること。
●ロータリーを推進させるという具体的目的を持って、担当地域へのガバナーの訪問のスケジュールと計画をたてること。
●担当クラブの進捗状況をガバナーに報告し、ロータリーを一層発展させ、問題の処理方法を提案すること。
●ガバナーの要望や勧告を遂行することをクラブに推奨すること。
●地区大会やその他の地区会合へ出席し、かつ出席を促すこと。
●必要に応じて、ロータリー財団プログラム、年間および特別寄付の行事、その他指定された任務に参加すること。
●奉仕プロジェクトに関する各々のクラブの業績を見守ること。

9.      地区リーダーシップ・プランに定義されている通りに地区ガバナーが公式訪問を実施しなければなりません。

●重要なロータリーの問題に焦点を合わせること
●弱体または問題を抱えているクラブに、特別に注意を払うこと
●奉仕活動へのロータリアンの参加意欲を高めること
●地区内におけるロータリアンの卓越した業績を直接表彰すること

 なお、クラブ協議会にガバナー補佐を出席させることや合同例会をすることは、絶対的な条件には含まれていません。

 来週はシンゴのOne Rotary Centerを訪問します。
 2週間ほど、「炉辺談話」を休ませていただきます。